資産運用について、なんとなく考えることを後回しにしていませんか?
「興味はあるけど難しそうという・・・」「預貯金のほうが安全なのに、リスクがある資産運用なんてする意味あるの?」そう思っている人は多いと思います。今や資産運用は、日本の全国民にとって避けては通れないものになってきています。
国がNISAやiDeCoなどの制度を作って資産運用を推奨するのは、ある事実があるからなんです。この事実を知らないと老後、気づいた時には手遅れ、ということになりかねません。
なぜ今、国が資産運用を推奨するのか、なぜ預貯金ではだめなのか。今の日本人、特に20代〜30代の働く世代に資産運用が必要な理由をご紹介します。
長生きはリスク?労働で増やせるお金には限りがある
医療技術の進化や、人々の健康意識の変化により、平均寿命は年々伸びています。1960年には女性70歳、男性65歳だった日本人の平均寿命は、2019年には女性87歳、男性81歳となりました。
長生きすることは、素晴らしいことではありますが、お金の面では「長生きはリスク」と言われることも。
長生きすると、その分多くの生活費が必要になります。それに加え、高齢になると病気になりやすくなったり、介護になったり、さらにお金がかかる可能性も。
長寿化が進む日本ですが、ここ30年間の給与水準はほとんど変わっていません。今は定年後も働く高齢者が増えていますが、現役世代のように働くのは難しく、労働のみで資産を増やしていくには限度があります。
資産運用により「お金に働いてもらう」ことができれば、体力や時間に関係なく資産を増やすことが可能です。
厚生労働省の平成30年簡易生命表によると、生まれた人が75歳まで生きている確率は、女性88.1%、男性75.6%です。「長生きリスク」に備えるためには、資産運用を活用し、お金を長生きさせることが大切なのです。
国の制度から見る資産運用の必要性とは?
NISAやiDeCoは、国が税金を免除してくれる資産運用の制度です。最近になってできた投資優遇制度ですが、なぜ今になって国が資産運用を推奨するのか、考えたことはありますか?
国が資産運用をすすめる理由は、大雑把にいうと「国が国民を守る制度が破綻してきて、国民の生活を守ることができないから」です。
少子高齢化がすすむ今の日本では、働く若い世代が減っています。そのせいで、年金が足りなくなり、老後を年金だけで暮らすことは難しい時代になりました。
働く世代が減ると、国の収入である「税収」が減るため、国が国民を助けるために使うお金が足りなくなります。国が国民を助ける制度である「健康保険」や「介護保険」も、昔と比べると自己負担割合が増えており、今後も増える可能性があります。
国に頼れない状況の中では、自分のお金は自分で守っていくしかありません。社会保障が破綻しかけてる今、自分の資産を守る「資産運用」の必要性が高まっているのです。
預貯金だけでは危険!資産運用が必要な理由とは?
お金はそのまま置いておくと、価値が下がるというのはご存知ですか?私たちの使うお金の価値は、日々変化しています。
資産を預貯金で「お金」として持っておくと、物価が上がった場合に、「お金」の価値が下がるということが起こります。特に老後資金のような、使う時期がかなり後になる場合、「物価上昇リスク」を受ける可能性が高くなります。
ですが資産運用をして資産を「投資信託」や「株」という形で持っておくと、物価上昇に合わせて価値が上がるため、資産の価値を守れるのです。
今は低金利時代のため、銀行に長い時間お金を預けていてもお金はほとんど増えません。資産運用においては、この「長い時間」がとても重要なものになります。
資産運用では、増えた資産をさらに運用していきます。そのため、時間があればあるだけ「お金がお金を生み出す」という状況を作ることができます。
時間をかけて長期で運用していくことで、資産運用のリスクを少なくすることができます。
資産運用は金融商品を買い、価値が上がったタイミングで売ることで資産を増やします。長期で運用することができれば、一時的に下がったとしても、また価値が回復するまで待ってから売ることができるのです。
長期の資産運用で運用リスクを最小限にし、預貯金で起こる「物価上昇リスク」に備えるのがオススメです。
まとめ
1. 「長生きリスク」に備えるためには資産運用でお金を長生きさせることが大切。
2. 国が資産運用を推奨するのは、少子高齢化で国の制度が破綻しかけているから。
3. 預貯金ではお金の価値が下がるリスクがある。時間を味方につけて、資産運用を活用すべき。
日本は少子高齢化などのさまざまな問題を抱えており、国が国民を守る制度は破綻しつつあります。その中で、国民一人一人がおこなう資産運用の必要性は年々高まっています。
働く世代は特に、今の日本の現状をしっかり理解し、自分の財産は自分で守っていくことが大切です。老後まで時間があるうちに、早めに準備を進めていきましょう。
今は国の制度としてNISAやiDeCoなどがあるので、資産運用が初心者の方はその2つから検討してみてください。もちろん、資産運用にリスクがありますので、まずは金融機関などの専門家に話を聞くことをオススメします。
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