フリーランスになったらどんな印鑑が必要なんだろう?持っておいた方がいい種類の印鑑があれば教えてほしい。こんなことを思っている方も多いのではないでしょうか?独立してフリーランスになったら、どんな時に印鑑が必要になるか分からないですよね。
印鑑はたくさんの種類があり、使用する場面や用途によって使い分けることがあります。この記事では、フリーランスがどんな時に印鑑が必要で、どんな種類があるのかを紹介します。そして最後に印鑑を作る時の注意点もお伝えしますね。
フリーランスが印鑑を必要とするのはどんな時なのか?
フリーランスにとって印鑑がどんな時に必要なのかを知っておくと、印鑑の重要性を感じられることでしょう。以下の3つの場合に必要となります。
開業届けを提出する時
フリーランスとして独立する時に、税務署へ最初に提出する開業届に押印するので印鑑が必要です。開業届は認印でも問題はありませんが、独立後すぐに印鑑が必要になるので事前に用意しておきましょう。フリーランスとして今後、いろんな場面で印鑑は必要になりますが、徐々に印鑑の種類を揃えていくのが良いでしょう。
確定申告書などの書類
フリーランスになると確定申告をします。その際、確定申告書には複数箇所に印鑑を押印する場所があるので印鑑の用意が必要です。確定申告書類への押印が認められる印鑑は「本人が確認して作成した」という意味をもたせることができる印鑑に限られているのでゴム印やシャチハタは認められていません。確定申告には印鑑登録している丸印がおすすめです。
請求書・領収書の発行
フリーランスになるとサービスや商品の代金を請求するために請求書を作成し押印します。請求書や領収書を発行することが多いのであれば、ゴム印を用意しておくといいでしょう。しかし、請求書への押印は絶対に必要な訳ではなく、印鑑なしの請求書でも問題なく請求を行うことができます。
とはいえ、ビジネス上の請求書には押印されていることが一般的で、押印をすることで、請求書を発行したことを証明することにもなります。印鑑なしの請求書よりも信頼性が高くなり、印鑑があることで偽造などのトラブルを防ぐこともできます。
フリーランスが必要な印鑑にはどんな種類があるのか?
フリーランスになってからどんな印鑑が必要で、どのタイミングで使い分けるか、などをここでは解説していきます。
契約書への押印などに使う丸印
契約書などフリーランスとして展開しているお店などの「代表者」を示す印鑑として使用されます。屋号がなく個人名を利用する場合でも、契約書などに押印するための印鑑として丸印の作成が必要です。屋号を持っているフリーランスの方は、屋号の印鑑を作ると良いでしょう。
事業用の銀行口座に使う銀行印
フリーランスが銀行口座開設のための印鑑です。個人でも銀行印は持っていると思われますが、フリーランスとして別のものを持っておくと良いでしょう。同じものを利用しても特に問題にはなりませんが、別々のものを利用しておけば個人口座との使い分けもできて、プライベートとビジネスを分けて管理できるでしょう。
発行する書類に押印するための角印
角印は事業者としての認印として利用することが多い印鑑で、見積書や請求書、領収書など外部に発行する書類に押印で使用します。基本的には事業者としての認印なので、フリーランスでも屋号を持っている人が作成するものです。個人名で事業をしている場合は、個人名の印鑑をそのまま利用するとよいでしょう。角印を使用するのは書類の発行時なので、事業が軌道に乗ってからでも遅くはありません。
屋号や住所がまとめられたゴム印
屋号や個人の名前、事務所の住所などがまとめられたゴム印です。必ず必要なものではありませんが、準備しておくと書類などの事務作業をスムーズに進められます。
フリーランスになると、いろんな場面で屋号や住所を書かなければなりません。簡易的な書類に関しては、ゴム印で済ませられるので時間短縮にもなり便利です。ゴム印は比較的値段も安く作れますので、特別な理由がない限りは用意しておくと良いでしょう。
フリーランスで印鑑の種類を選ぶときの注意点とは?
フリーランスになってから印鑑を初めて作成する時にどんな種類を選べばいいのか、そして印鑑を選ぶ時の注意などをここでは紹介していきます。
印鑑の品質にこだわる
印鑑は安さではなく、丈夫さを重視して選びましょう。長期間に渡って使用すると印鑑が欠けてしまったり、削れてしまうと買い替えする必要があるからです。途中で陰影が変化してしまうと不都合が生じるため、できる限り丈夫なものを用意しましょう。そうならないためにも、多少の出費は惜しまずに品質にこだわった印鑑を最初から用意しておく方が無難です。印鑑の素材感もいくつかの種類の中から選ぶことができるので、しっかり吟味して選ぶようにしましょう。
使用感がいいものを選ぶ
印鑑は頻繁に使用するので、自分の手に合ったものを作ることが大切です。使いやすいサイズ感で作成することで、押印の作業の負担を軽減することができます。そして使用感が自分に合っていれば、大事な書類などにもミスなく綺麗に押印できるでしょう。
まとめ
今回はフリーランスが持つべき印鑑の種類と作成する時の注意点を紹介しました。フリーランスになると印鑑はいろんな場面で使用することが多くなります。事業を始めてこれから長く使うからこそ、愛着をもって大切に使える印鑑を作りたいですよね。
印鑑についてあまり意識をせずに事業を行なっているフリーランスの方も多いと思いますが、いろんな場面で押印の目的を考えると、使用する印鑑を分けておく必要があることに気付かされるでしょう。独立してフリーランスになったタイミングで全ての種類を揃える必要はありませんが、事業が軌道に乗り出したら、必要な印鑑は揃えておきましょう。取引先との信用はこういう細かい部分で積み上がっていきます。
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